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東京メトロのフリーWiFi MANTAがすこぶる使いにくい

東京メトロで目にする(あまり見ない?)ポスター、MANTA。鳴り物入りで開放されたフリーWiFiですが、これがすこぶる使いにくい。東京メトロでは現在実証実験中とは言え、本当にサービス拡充なのかと疑うほど…。とりあえず接続して速度を測定してみました。

WiFiにおける日本のおもてなし

日本は海外に比べてフリーのWiFiスポットが少ないと言われています。テレビ調査では来日した外国人の30%以上が、インターネット接続環境に不満を持っていました。

それをうけてかどうかは知りませんが、東京メトロではじまったフリーWiFiスポット、その名もMANTA(Metro Amusement Network Trinity App)※実証実験中。まったく周知されていない名称ですが、つなげてみました。

簡単に概要(簡単過ぎますが…)
①1日5回まで
②1回15分まで
③ホームでは繋がるが、駅と駅の間は繋がらない

20130821-141323.jpg
Metro_Free_Wi-FiがMANTAです

事前登録制でメールアドレスが必要、また接続には専用アプリのインストールと起動が必須です。
それらが終わったらまずはWiFi接続。このSSID、なぜMANTAにしないのか疑問。

20130821-141537.jpg
次にアプリを起動して、画面下部にある無料インターネットをタッチ。アプリを起動するのはもちろん、画面下部まで遷移させなければいけないのも疑問。

20130821-141652.jpg
利用規約に同意をタッチ。毎回同意するのも疑問。

でようやく接続。接続までのステップがかなり多め。毎回この動作を行う必要があります。あえて繋げさせないようにしているとしか、考えられません…( ゚Д゚)ドルァ!!

一度接続すると、毎回自動接続になり、電車に乗っている場合、駅と駅の間は切断、再度接続となり、その都度上記の設定をしなければなりません。

東京メトロのページにはそうならないように、自動接続をしない設定方法がFAQに記載されています笑なんのためのフリーWiFiなのか…。

試しにスピードテストを実施してみました。

20130821-143549.jpg
有楽町線の有楽町駅、平日14時ごろ

さすがにこの知名度の低いMANTAに接続している人が少ないせいか、なかなか速い笑

ホームでの待ち時間に使うことが想定されますが、外国人や一般人にはまったく優しくないです。
仕組みだけガチガチに作り込んで、利用者が少ないこのサービスの恩恵を受けたのは、システム開発の会社だけでしょう。まさに作り手側の意向、大きくリスクヘッジした分、使い勝手が極めて悪い、利用者の意向は完全無視して作った感じです。実証検証中とのことですので今後、接続設定の簡易化、簡素化等、改善されることを大いに期待します。それにしてもPRも少ないし、やる気あるのかなぁ。外国人には全然役に立ちませんしね。

追記

HPを拝見すると、どうもオリジナルコンテンツの閲覧を目的にしているようです。コンテンツは一度ダウンロードすれば、インターネット接続していなくても閲覧できるとのこと。目的が目的だけに使いづらいんですね…。東京メトロもビジネスですから、このあたりは難しいところですが、最初から欲をかかずに、閲覧数を伸ばす。より多くの接続を第一歩として、その後にサービス拡充していったほうが良いかと。閲覧数が伸びなければ、すべてのコンテンツサービスも絵に描いた餅で終わります。

餅…

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