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ドコモiPhoneと実質0円の話をしよう

とうとう発売されることが決まったiPhone5s、iPhone5c。今回はSoftBank、auに加えてついに『出る出る詐欺』のドコモからも取り扱い開始となりました。
巷では『iPhone待ってました!』の声も聞こえてきますが、一般的に携帯電話は2年契約が前提。一度契約するとかなりキツイ縛りにあいます。契約する際には複雑なオプション説明、何故だか最新機種なのに本体0円の文字、納得いくようないかないような光景が目に浮かびます。ここでひとついわゆる『実質0円』について説明したいと思います。

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本当に0円?最新機種が…?



いろんなサイトで、どの通信業者が得だ損だと、盛んに記事にされているiPhone5s、iPhone5c。先日3社から料金体系が発表になっていますが、どれも横並び…。iPhoneが0円の文字が並び、おそらくほとんどの人は、最新機がなぜ0円なの?と思っているかと…。店員も自信満々に『iPhoneは0円ですから!』と説明するし…。
0円は0円でも実質0円とは何か…。わかりやすく説明したいと思います。

アストンマーチンが0円?!
例えば、ここに最新の高性能なクルマが1台あるとします。

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アストンマーチンDBS

イギリス諜報部007(ダブルオーセブン)ことジェームスボンドがカジノロワイヤル、慰めの報酬で乗っているアストンマーチンのDBSです。価格は日本円で約3,400万円。これがなんと今なら実質0円です、と言われたら皆さんいかがでしょうか。

なんとなく、『なんで?』と思うことでしょう。ただ間違いなく興味は湧くのではないでしょうか。

まずは0円インパクトで興味を引かせる

実質0円の効果は興味を引かせるのも目的です。最新機なのでお高いんでしょ〜?ちょっと手が届きそうもないからもう少し待ってみよう…のハードルを下げ、話を聞く態勢にはなりますね。

そのあとに但し書きがあります。
毎月147万円×24ヶ月お支払いいただきます。それにメンテナンス費用が別途200万円かかります。車代金は毎月同じ147万円だけ割引いたしますので、24ヶ月払うと支払額と割引額が相殺され、0円になります。実質0円ですよ。(147万円×24回で約3400万円)

どうでしょうか?これはお得なんでしょうか。本当に0円でしょうか?私は少なくとも違和感があります。毎月200万円というメンテナンス分は発生している訳ですから。完全に店側の理論に過ぎません。これでも『まぁ0円だからなぁ』と納得しますか?

毎月払いという罠…

携帯電話料金は最低でも毎月7,000円近く支払います。実はこの毎月払いが、ややこしくさせてます。7,000円の内訳には、通信料や通話料と本体代が混在して書かれています。いろいろな費用が混ぜ込まれると、なんとなく割引されて得な気になってしまうのです。

『実質0円』は『実質ローン契約』をしているに過ぎない

実質0円は、本体代を割賦(ローン)で支払っているだけに過ぎません。ちなみにドコモiPhone5sは本体価格95,760円(容量によらず)で、16GBで3,990円を24ヶ月に渡って支払い、月々サポートで▲3,990円割引されます。この価格と価値のバランスを考える必要があります。

もちろん上記の話をしっかりと理解して契約しているなら問題ありません。しかし私にはどうしても携帯電話会社が、契約者を欺いているとしか思えないんです。みなさんはどう思いますか?

またあとで本当の『0円』の話をしましょう。

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