忘年会シーズン真っ盛りで、ほぼ毎日忘年会してます。デフレもなかなか抜けきれない日本なので、居酒屋の平均価格もみるみる下がり、今では3000円で飲み放題がついたりしますね。
そのデフレ環境下な日本で、景気回復も込めてミシュランガイド2つ星の紀尾井町にある老舗料亭の福田家へ行ってきました。その様子を。
ここでミシュランガイドをおさらい。
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ミシュランガイドは、フランスのミシュラン社により出版されるさまざまなガイドブックの総称である。
それらのうちで代表的なものは、レストランの評価を星の数で表すことで知られるレストラン・ホテルガイドであり、これは装丁が赤色であることからレッド・ミシュランとも通称される。日米欧各国にさまざまな地域版があり、合計で年間約100万部が販売されている。近年ヨーロッパにおける本書の影響力は低下しており、代わってアメリカ合衆国や日本といった新市場に積極的に展開している。
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3つ星で聞いたことのあるところ。
ジョエル・ロブション
恵比寿にあるとこですね。
2つ星で聞いたことのあるところ。
濱田家
なだ万
くらいです。福田家は2つ星とのこと。
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福田家 – 1939年(昭和14年)東京虎ノ門にて割烹旅館として開業。北大路魯山人と縁が深く、その「美」と「味」の調和をテーマにしている。1945年(昭和20年)に現在の紀尾井町へ移築。当時は川端康成、湯川秀樹、イサム・ノグチら文化人が定宿としていた。1995年(平成7年)に料亭として改装。2007年(平成19年)から発行されたミシュラン東京版において三年連続で二ツ星を獲得した。
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正直私、それほどグルメではないので、その凄さも伝わらないですが、とりあえず雰囲気としては、こんな感じ。ちなみにお恥ずかしい話ですが、料亭には初めて行きました。
変色してますが、実物はそんなことありません
ひっそりと紀尾井町福田家の文字が光ります。
お吸い物
お餅の中には、お肉が入っていました。出汁が本当に美味しいです。旨味が良く出てました。
魯山人の食器に盛られた刺身
福田家と言えばこの魯山人の食器です。少しガタガタと不安定でしたが、それがまた良いとのこと。割れたり欠けたりしたら継ぎ足して直して使うことで味が出るそうです。
酢の物(蟹)
カニ好きにはたまらない一品。味噌を蟹酢に溶いて食べるそうな。
フカヒレの茶碗蒸し
フカヒレの他、ホタテやらぎんなんやらいろいろと入っています。
ちりめん山椒ごはん
美味しいのでおかわりしました。ピリッとする山椒、これまた上品です。
どれも美味しかったです。食事しているときには仲居さんがいて、頻繁にお酌をしてくれます。料理のことを聞くと、わかる方とわからない方がいました。これは仲居さんも派遣で来られてる方と社員の方がいるからだそうで、社員の方でないと詳しく把握してないようです。
さすがに日本を代表する料亭の福田家ですので、金額はそれなりに(デフレ居酒屋の10倍程度)しますが、この雰囲気、空間も含めての設定です。建物も割烹旅館といわれるように宿泊できそうな風情がありました。また余裕で行けるくらい出世しないと!と思った次第です。
夜総合点★★★★☆ 4.0