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iPhone5sが水没したのでどうしようか代替案を考えた話

突然、自宅電話からコールあり。妻から慌てた様子で「iPhoneを水没させた!」との連絡。あーあ、どうしよう。iPhoneはリセールで相当な資産価値があるから、大事に扱うように言っていたのに…。とは言っても仕方ないので、いくつか代替案を検討しました。皆さんならiPhoneを水没させたらまずは何を考えますか?身近に潜むリスクについて、その顛末を。


中国人も大好きiPhone5sゴールド

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その日は突然やってくる


シリカゲルとiPhone5sゴールド

妻のiPhone5sは昨年の3月末に駆け込みでMNPしたもの。契約してから1年3ヶ月。東京ビッグサイトのトイレに尻ポケットから落下。用を足す前の水に水没させたらしい。なぜ尻にiPhoneを入れて用を足すのか、理解に苦しみ妻を責め立ててしまったのだが起きてしまったことが仕方ない。ちなみにスマートフォンの保険(AppleCare+)等は未加入である。

まずは水没した場合の応急処置であるが、巷の情報からすると、

・すぐに電源を切る
・振らない
・シリカゲル等乾燥剤で保管
・水分を出来る限り吸い取る
・simカードは抜く
・3~4日乾燥させる

が必要。残念ながら妻は水没後に思いっ切り振って水を出そうとし、電源の強制OFFの仕方を知らずに、東京ビッグサイトのトイレから電源をオンにしたまま帰宅していた。まずは電源ボタンとホームボタンを長押しし強制OFFさせる。純粋に水のみの水没なら回復する可能性があるとの情報もある。

症状として確認できるものとして
・画面上部のLEDにムラがある
・カメラ起動しても画面が真っ暗
・背面LEDライトが点灯せず
あとで確認できたがsimカードを挿してドコモの通信もしくはWiFiでの通信は可能。

1.妻、慌てて秋葉原のiPhone修理ショップへ向かう

妻が最初に取った行動としては、秋葉原のiPhone修理専門店を予約、向かっていた。診断料3,000円、その他修理が必要であれば17,000円ほどかかり、トータルコスト2万円程度で基盤修理をするという。クイックガレージ等正規サービスプロバイダでの修理となると、データ消去が前提となるが、こういうショップであればデータはそのまま残ることになる。妻のiPhoneには大事なデータが残っているらしく消去は困るという。急ぎ足で向かうも、「この画面ですと、修理は不可ですね。」との返答をもらいあえなく玉砕されてきた。その画面というのはiTunesにケーブルを挿入しろ的な画面です。

結果、iPhone修理ショップでは不可との判定となった。

2.アップル正規サービスプロバイダのクイックガレージではどうか?

前回、バッテリー交換でお世話になったクイックガレージの金額を確認してみると、

iPhone5s:28,800円

となっている。ただし修理不可全損故障は別途お見積りとのこと。また上記で触れたようにデータ保証はないためデータ消去が前提となる。水没の場合はどのような対応なのか不明であるがおそらく上記金額と思われる。

3.思い切ってiPhone6へMNPしてしまおうか?

毎年のiPhone祭のタイミングがつかめずにいたが、この際iPhone6にMNPしてしまおうか検討した。2015年6月であればdocomoへのiPhone乗り換えが熱いのだが、残念ながら妻の現在のキャリアはdocomo。MNPの弾を使って代替機としてiPhone6を入手するという手も検討するも、結構案件を見つけるのが難しい。この時点ですでに16時。今日の今日、案件を探して動くにはちょっと時間がなさすぎる気もする。最近はTwitterで案件検索もできない。

とりあえずすぐに動ける人形町近くのカメラのキタムラ日本橋店HPを覗くことにした。

auであるが、iPhone6だと以下の条件であった。
6月30日まで
iPhone6 16GB MNP 37,800円
下取り有り
2台MNPで1台あたり17,800円

電話で問い合わせしてみると、グレーが2台ありとのこと。しばらく最新の情報を仕入れていないので、これが安いのか高いのかわからない…。急いで携帯の聖地、武蔵小山のいつものショップへ連絡してみる。

私「すいません、auのiPhone6の16GBなんですが、在庫はありますか?」
武蔵小山「ありますよ。お乗換えですか?」
私「はいそうです。2台なのですが…。」
武蔵小山「どこか他のショップで条件等聞いていますか?」
私「あ、カメラのキタムラさんで↑の条件だと聞いているのですが…。」
武蔵小山「わかりました。ちょっとお待ちください。」
しばし待つ…。
武蔵小山「うちだと2台で60,000円が精一杯ですね。あとはこれに下取りです。」

1台あたり30,000円となるが、そうなるとこのカメラのキタムラ案件は好条件であることが推測される。いそいで電話し2台を抑えてもらった。

だがしかーし、日曜の夕方だ、子供がいる我々夫婦にとって晩飯とお風呂時の今からMNP予約番号を取得し、お店で携帯電話の手続きをすることがそれほど簡単ではないことに気づく。あらためて妻にiPhone6は抑えたものの、今からMNP予約番号を取得し、交代交代でお店に行くことについて意見を聞くと、それは無理だとの見解。あえなく予約を取り消して振り出しに戻った…。

4.ここで妻の不満が出てきたよ…

今回の水没に関して、写真データ等をクラウドにアップロードしていないのは何故か聞いてみた。写真データ等はGoogle+のインスタントアップロードをすれば自動バックアップで手間もかからないからだ。iCloudのフォトストリームでも良いのだが容量的にはサイズを抑えればほぼ無制限のGoogle+(現在はGoogleフォト)に分がある。

しかしながら妻はこれをやっていなかった。それには理由があった。

妻愛用のMac miniが古すぎてGoogleフォトにアクセスできない。
おそらく妻のMac miniは2006年から2007年モデル。最新のMacOSが乗らないため、GoogleChromeもアップデートできず。Googleフォトにアクセスできないのでアップロードしても写真が使えないのだという。
これを解決するには、最新とは言わないまでもMacを買い換える必要がある。またまた痛い出費になりそう。さらにAdobeのPhotoshopやらIllustratorやらを追加購入しなければならない…。考えたくない金額だ。一旦その話は置いといて、iPhoneをどうするか再度検討。ただここのやりとりでiPhoneの容量は16GBではなく32GB以上欲しいと懇願された。

5.simフリー版のiPhone6を購入する

ちょっと高いがsimフリーのiPhone6はいくらなのかアップルストアで確認。

( ̄◇ ̄;)…64GBで98,800円。

え、これはそこそこのスペックのパソコンの値段だ…。

iPhone5sの32GBで78,800円。

どちらにしても高額過ぎてお話にならない。この値段ならさすがにsimフリーとはいえ、iPhoneじゃなくMacbook買うだろう。(私ならSurface3買うけど)妻は海外に頻繁に行くこともないし。これは選択肢としてはまずありえない。

6.ヤフオクで代替機を購入する

ドコモ版に限定しヤフオクでiPhone5sもしくはiPhone5cあたりを購入するのもアリかも、と探してみる。今はMVNO全盛期なのでドコモ版のiPhoneが高額取引されている。

新品のiPhone5s、32GBで45,000円前後、中古品で35,000円前後が相場。

iPhone5cでも新品43,000円、中古品で33,000円といったところ。iPhone5sと比較してiPhone5cの相場が高い。どうも格安のMVNOで子供達に持たせようという親が増えていて、iPhone5cの中古品が人気、さらにiOS8でMVNOのテザリングが可能となったのも相場を引き上げている。

30,000円以上の出費は痛いが、アップル正規プロバイダーのクイックガレージでは、修理交換となるため、もとのiPhoneが残るという意味では悪くない。しかもこのタイミングで32GBを購入し妻の要望にも応えたい。中古品でバッテリーのへたりも気になるが、今後想定されるMacの買い替えも控えているため、ある程度のリスクを取りつつ、安く済ませたいところだ。

と、ここで代替機を入手したところでsimカードが死んでいては仕方ないため、生きているのか確認してみた。


濡れたsimカード

幸い自分もドコモ版iPhone5sのため、入れ替えて動作確認してみると、問題なく通信できた。とりあえずsimカードはセーフ。

方針は決まったので、ドコモ版iPhone5cの32GBを狙いにヤフオクを物色。

今回はヤフオクで代替機(iPhone5c)を購入することにした



相場が33,000円程度のところ、27,000円で即決

相場を抑えたところで、早速27,000円で即決できるiPhone5cの32GB発見。業者でもなく過去に落札したものの再出品でもない。付属品すべてありのケース、フィルムを使用の良品であると判断した。出品者は2014年6月にau版iPhone4sを出品しており、今回のiPhone5cはドコモ版であることから、auからドコモへMNPしたと推測される。おそらく使用期間はおおよそ1年程度、即決で落札。最悪は再出品でも痛手なしかなと。

2015年7月3日追記
落札したiPhone5cですが、狙い通りの美品。ケースとフィルム装着で外観はほぼキズなし。相場より格安で入手できたので今回は大当たり。バッテリーのへたりもヒドくない。前回はハズレでしたが…。

MVNOで人気のドコモ版iPhoneは比較的価格が高値安定状態。キャリアでいうとauのiPhoneが一番安い。万が一壊れてヤフオク等で代替品を買い直すという前提であれば、auで契約するのが一番安い。んー、次はauに乗り換えでも良いかなと思ってきた。

これで水没したiPhone5sをジャンク品として売却、その差額が今回の水没事故による出費。さぁいくらで落札されるかなぁ。


水没反応アリでヤフオク出品

2015年7月5日追記
無事22,500円で落札となりました。相場からすると結構高値。今回はiPhone5sの16GBからiPhone5cの32GBなので機種違う分単純な計算ではないですが、27,000円-22,500円で4,500円の差額で代替機を入手できたことになります。コスト的には大満足。妻としてはデグレードゆえレスポンス悪化に少々不満…。

スマートフォンの事故リスクをどうみるか

ここでいう事故とは、偶発的かつ突発的かつ外来のものとして定義、どんなに細心の注意を払っていてもそれをゼロにはできない。特にスマートフォンは生活の一部となっているケースが多く使えなくなると非常に困るモノの一つ。事故のリスクはある程度見込んで、対応策を考えておきたい。

AppleCare+for iPhone
こんな時の保険であるので、保険をかけるのもひとつの手段となるが、AppleCare+for iPhoneは2年で12,800円、1回の修理で7,800円掛かる。2年総額は21,600円となるため、2年継続して使用し、かつ事故を起こす前提なら加入する価値はあるかと。

結論

とは言っても私がAppleCare+for iPhoneに加入するかと言えば答えはNOだ。何故なら今回のようになんとかなる手段があるから。何か事故が発生したらお任せで一番簡単に解決したい方ならAppleCare+は絶対に加入すべき。自分でなんとかできるなら要らないかも。
万一のスマートフォンリスクについては、保険にお金を掛けるより、必要なスキルを身に付けることで事足りるなぁと感じました。まぁ最悪は数万円の話なので、いわゆる生命保険のような必要性は感じないということです。

ここでいうスキルとは多くの選択肢を挙げること、そして多くの選択肢の中から最適な解決策が何であるかを迅速に選び出し、行動に移すこと。そう書くとこの話はスマートフォンに限らないかも。

私としてはすぐに代替機を入手できる方法、例えばMNPする弾の用意だったり、ヤフオクで安く入手する方法だったり、Nexus5のようなsimフリー端末を持つことだったり、そんな方法をいくつか持っていて、すぐに実行に移す、これかなと。iPhoneユーザーならバックアップを頻繁に取ることも忘れずに。

てことで、おしまい。

↓こんなケースを着けるのもアリかな?!



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