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夏休み8/15なので、『昭和16年夏の敗戦』を読んだら、靖国参拝が見えてきた

夏休みなので読書をしようと思い、今回は昭和16年夏の敗戦を買いました。Kindle版が無くて久しぶりに文庫本。作者は今、いろんな意味で話題の猪瀬直樹。

本質を知ることの重要性

毎年8/15になると政治家の靖国参拝で盛り上がるマスコミ。大きく報道して騒ぎ立てて、中韓の反応を見る。一体何をしたいのか理解に苦しむ。
以前小泉元首相の講演を聞いたことがありますが、そこで話していた事を思い出す。


Youtube探したらその話があった。

中国との首脳会談がなかなか執り行なわれない中で、中国からは靖国参拝しなければ首脳会談開催すると連絡があった。小泉元首相は『必ず靖国参拝はする。ただし小泉は日中友好論者だ。』そう伝えた。これで首脳会談は破談だなと思っていたら、驚きの回答が…中国から首脳会談を開催すると。その際に『わかりました。行くのは良いので、靖国参拝するとはマスコミに言わないでください。』とお願いされたそう。それ以降小泉元首相はマスコミに対して『適切に判断する。』と回答し続けたという話。


4:43から見てください。↑のとおりで『適切に判断する。』と連呼してて面白い。

きっと今年もそんなやり取りが安倍さん周辺で行われたんでしょう。今年は私費で玉串料だけ納めたらしい。どんな落とし所だったのでしょうか。ということを知った上で↓のニュースを見ると面白い。官房長官の回答とか共産党の反応とかね。
靖国神社 首相が私費で玉串料 高市・丸川大臣は参拝
この記事だけで共産党は何言っちゃってるの?とツッコミたい。小池さん、アタマは良いんですが方向が違うんだな。

靖国参拝が中国との外交問題を複雑化させているなんて意見もありますが、そんなのはまったく関係ない。単なる中韓の外交カード。

マスコミの薄っぺらい報道に左右されずに、物事の本質を知るということの重要性。鳥越俊太郎が都知事にならなくて本当に良かった。都民の本質を知る能力は極めて高い。舐めるなよって。

本質を知るための昭和16年夏の敗戦

と、偉そうに書いていますが私、理系出身の理由が歴史が嫌いwww。てか、今思い出すと日本史とか世界史とか、なんとなく記憶力勝負みたいな風潮があって、それが嫌だったんですよ。本来は違うのに授業とテストがそんな感じ。結果なんの悩みもなく理系に進めたのでよかったわけですが。歴史嫌いな私でも読みたくなってしまうのがこの本。

この「昭和16年夏の敗戦」の概要をわずか数分で理解できる映像がコチラ。


石破さんが簡潔に説明してくれてますが、まさに「論理を用いて感情に訴える」話し方ができるところがスゴイ。人を動かすにはこの能力が大事。いろんなところで損している感じは否めませんが、総理大臣になるにはこんな品格をお持ちの方がよいですね。過去には焦げたアンパンマンと言われていましたがwww。

太平洋戦争に至るまでの東條英機と天皇陛下のやりとり、総力戦研究所という組織で何が行われていたか、そして何故日本は必敗と言われた戦争に突入したか、その裏側を詳細に記述したのがこの本。今の天皇陛下のポジションもこの過程を経てのことなんだなと。正直言ってこの本をすべて理解するのはその背景とか歴史を知らないと、極めて難しい。私も一回読んだくらいじゃ意味不明すぎる。にしても概略はなんとなくわかった。明確なことは資源がないと生活も戦争もできませんってことだ。日本は資源がない、残念。
こんな日本の中枢機関で、何百万人が死ぬかもしれない戦争をする、しないの判断すら、大雑把な数字の根拠でしかない。実際にはその数字の根拠すらどうでも良くて、日本が得意とする雰囲気重視の全会一致。そんなもんなんだと今の仕事にも通じる自信に繋がりました。

猪瀬さん、やはり良い事言ってて、『日本の意思決定に欠けているのは、今も昔も、ディテールの積み重ねで、ディテールにこそ神は宿る。ディテールを積み重ねれば真実にたどり着く。』

てことで、強引にまとめると仕事も人生も気楽にしつつも、歴史から学ぶことが大事でそれには「昭和16年夏の敗戦」オススメですよ、だな。さーて、読んだ後には靖国参拝に行きますか。

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