またまた90年代リバイバルマイブーム中のアメカジ話ですが、ヤフオクでウエスタンシャツを買いました、そう25年ぶりくらいに。スティーブマックイーンも着ていたラングラーの27MW（M5027）というモデルですよ、という話。
購入のきっかけは「ヤフオクのTポイントが貯まってた」だった
ヤフオクとかメルカリとか囲い込みが甚だしくて、ポイントが貯まって、つい買ってしまいますね。最近はアメカジにハマってるので、ウエスタンシャツ(デニムシャツ？)を買いました。アメカジの意識高い系のインスタグラマーの皆さんは、結構持ってるようで、私も触発されました。1枚あるといろいろと使えるとのこと。
高校時代とウェスタンシャツ
高校生の頃に、地元のロウズボウルという古着屋でシアーズローバック時代のデニムシャツを買ってよく着ていました。さすがに襟がボロボロになってしまいもう着ることは出来ません。10代の頃に買って、今回40代になってまた買って、本質的に好きなものは変わらないのかなと。このロウズボウル、ジーンズやらTシャツやらスニーカーやら、今思えばなかなかの品揃えでしたが、残念ながらまだインターネットが普及していない時代のお店ですから、その履歴が全くない。どこかへ移転したのか、それとも閉店したのか、痕跡が追えないので思い出の中にしかありません。
ちょっと前から履いているドゥニームのジーンズType66でもそうですが、1960年とか当時のヴィンテージモノには手を出さず、その復刻版を買うようにしています。正直そこまでヴィンテージモノに拘りがなくなり、なんとなく雰囲気があって、生地も丈夫で値段も比較的安い方が良いとの判断。
今回はいろいろ検討した結果、ラングラーの27MWにしてみました。
この27MW、日本製だの韓国製だのリアルマッコイズ製だのと、いろいろと仕様があるようで、購入したのはラングラージャパンが90年後半に復刻したM5027というもの。実は知る人ぞ知る銘品。
当時の定価は14,800円と、なかなかのプライスだったようで、なんと箱入りのデニムシャツ。90年代後半と言えば私も世間もヴィンテージブーム真っ盛りで、かなり気合と拘りがある時代のもの。当時はヴィンテージレプリカ、というものがまだ出始めの頃で、ほとんどが日本製で結構な金額だし売っているお店も少なかった。
タグの下にしっかりと「日本製」と記載されています。今時、日本製のシャツなんて無いです。リジットから何度か洗われていて藍色がとてもキレイに出ています。ちなみにラングラージャパンは1999年に社名が変更となっているため、このシャツ自体も1999年以前ですね。
購入の決め手となったのは、このサイズ表記。私は身長175cm、このサイズならジャスト着れることが想定できる。このあたりが日本人が日本人の為に作ったモノならでは。これがヴィンテージ品だとそうはいかなくて、試着してみないとわからない部分が多くなる。特にウエスタンシャツはタイト目に着ないと雰囲気出ませんしカッコ悪い。
想定外にタイトシルエットな27MW
昔のシャツにありがちな、アームホールがぶっとくて、なんだか野暮ったい感じになるかなと思いきや、相当タイトなシルエット。アームホールは絞られていて、ウエストは相当シェイプされている。着丈も長いかなと覚悟していたものの、ギリギリ、シャツ出しでもOKな長さ。サイズ的には相当イイかもしれない！
傾きの無いブルーベルマークの入ったタグ。縮みによりなんとなく当時の雰囲気を感じます。タグをきちんとコットンで作っているところに拘りを感じるポイント。適当な復刻はタグをポリエステル素材を使って、ボロボロにならないようにしてしまいますからね。
思いの外、小さな襟。タイドアップはもちろんしないけど、タイドアップするには小さすぎですが、むしろ小さいほうがカジュアルには合わせやすい。
ラングラーのWの文字が刺繍（サイレントWというらしいです）されたポケットも小さめ。私の愛用するiPhoneSEのサイズでもすべて入らない笑。一体何を入れるのだろうか。もしかしたらウェスタンシャツだから何も入れないのが基本なのだろうかと思いを馳せます。
グリッパー製のボタン。パチンと留めやすい。銅製は初期の27MWなんだとか。
少し長めの着丈、裾はロック縫されている。出して着てもインしてもどちらでもOKだが、日本の文化だとシャツインは小馬鹿にされそう。マックイーンはインして着てたけどね。
ジャストなサイズ感とインディゴ染の雰囲気がサイコーなM5027
今回の品はヤフオクで定価の1/3くらいで購入したものだが、このクオリティなら何枚かあっても良いかなと思わせる。発売から20年超経過して値段もこなれているし、それほど人気も無い笑ので、買うなら今かな。
↑スティーブ・マックイーンがウェスタンシャツ27MWを着ている写真もありますよ。