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507XXを現代風に再現したDENIMEの2ndタイプを購入

アメカジ、ヴィンテージ好きなら一度は袖を通したいのがいわゆる2ndといわれるLevi’sの507XX。さすがにヴィンテージものは買えないし買わないけど、それをうまく現代風にアレンジしたDENIME2ndタイプを購入してみました。

過去購入したジージャン遍歴

自身の中で、一番ヴィンテージ熱が熱かったのが高校・大学時代。今でも同じですが、ジーンズとジージャン(あえてジージャン)って、ジージャンのほうが価格的に安く、手に入りやすい。前述のヴィンテージ好きの友人、金子くんに触発されて高校時代に最初に買ったジージャンが4thモデルの70505のBigEを渋谷にあるメトロゴールドというお店で購入した記憶がありますが、現在はすでに無くなってしまっているようです。当時渋谷といえば地元から2時間以上も掛けて電車の旅、行ったらなにか購入しないとなんだかもったいないような感覚になり、サイズ42の濃紺の70505を購入したのですが、流石にサイズが大きすぎて失敗。価格は確か38,000円。結局は友人に売却。

その次に購入したのがいわゆるファーストと言われるシンチバックの506XX。地元の古着屋のムーンラビットのかなり高い場所に吊り下げられていて、いつか欲しいなぁと憧れていたもの。価格にして約10万円(正確には98,000円だった)、スニーカーを転売し、お小遣いを一生懸命に貯めてなんとか購入したものの、この506XXは生地が薄くて、とてもじゃないが常用できるような耐久性が無かった。大事に着るのも良いけど結局もったいなくて着れずじまい、当時はヤフオクなんてなかったので、クアントというヤフオクの走りとなる個人売買情報誌で売却。


これがクアント。懐かしいが流石に廃盤。写真付き、写真無しの投稿が選択できて、個人情報を晒しハガキや電話でのやりとり。今では考えられない。

その次が、代々木公園のフリーマーケットで購入したサードモデルの557XX。ポケット裏がライトオンスの正真正銘の557XXで色は濃紺でしたが、銃弾で撃たれたんじゃないかと思う位に相当ボロい。最後は兄に譲りました。これも購入時は5万円くらいした記憶がある。

その次が、地元の有名な古着屋のロウズボウルで購入したホワイトピケの941。BigEでしたが程度がイマイチだったので3万円くらいだったかな。これもかなりボロくてその後どこへ行ったのか…。

その次が、社会人になって久しぶりに思い出してヤフオクでサードの557XXを再度購入するも、なんとなく雰囲気とかサイズ感がイマイチで、購入したものの着ることなくそのまま売却。アームホールがデカく、着丈が短いのが原因。結局このサイズの違和感があり、これが克服できないとジージャンを着こなすのは不可能である。(写真の日時は2004年、デジカメってデジタルデータだから劣化せずに残存、スゴイ!)

そして今回久しぶりにアメカジ熱の再燃により、いわゆる2ndタイプの復刻版を購入するに至りました。

ちなみに507XXは90年代当時は、程度の良いもので20万円、少し薄くなってるもので10万円くらいが相場、実際に高校生や大学生の自分が購入できるとしたら10万円以下が精一杯、そうなるとボロボロか、ほとんど白に近い色の状態しかない。結局当時は憧れるしかないものでした。

DENIMEの30周年として復刻

同じくして、DENIMEが30周年を記念して、記念碑的なモデルをいくつか復刻しているようで、当時のレシピを忠実に再現したとのことで、今回購入した2ndタイプも復刻されていました。

2nd TYPEをモチーフとしたタイトシルエット。
生地は力織機G9で織られた、ザラ感を出した66番のムラ糸デニムを毛焼き、サンフォライズ加工。
洗い前14 oz / 綿100% / フロントプリーツ/ 両胸ポケット /
ベルトにアジャスタータブ付き / 紙パッチ / 日本製

価格は税込34,560円。前回復刻から1万円くらいアップしてるのかな。今回入手した2ndと同じものと推測。


今ではAmazonでも購入できるDENIME。時代は変わりましたね。実店舗も無いですし、正直denimeはアパレル業界の栄枯盛衰の枯の方なのかな。当時はランドリーまで常設して飛ぶ鳥を落とす勢いでしたが…。


今回購入の決め手となったのが、着丈の長さ。やはりヴィンテージ物も、当時物を忠実に再現したものは、着丈が短すぎて、カッコ悪くて着れない。Tシャツの上に着てもTシャツの裾がめちゃくちゃ出ちゃうんですよ。どう考えてもバランスが悪くてカッコ悪い。

対してこのモデルは相当スリムになっていて、アームホールなんてサイズ40なのにパツパツ、なんとかギリギリ着れるくらいの状態。それでも見ての通りで着丈が長めなので全体のバランスは悪くない。


今はTバックなんて呼ばれていますが、この個体には背中にはそんなもの無し。当時はトップスを大きく着る文化なんてなくて、どちらかと言えばタイトに着るのが主流。パンツはチノパンを少し大きめを絞って履くのが流行ってました。いまでは、ベルベルジンの藤原氏の推しもあり、大きめサイズを肩で落として着るのが流行ってますけど、私としてはジャストが基本ですし、ジージャンは少しタイト目が良いかなと。


ヴィンテージと同様に赤耳が採用。実際に裏側なので見られることはない為、完全に自己満足の仕様。


写真では分かりにくいが、オレンジとイエローのステッチ。どちらも綿糸なので将来的には耐久性が無くなって切れてしまうと思われます。少しでもイエローステッチが入ってるとヴィンテージ感ありますよね。


サイズ表記は40。SHINS時代のもの。着てみてこれなら42でも良かったかもしれないけど、そうすると袖丈が更に長くなってしまうことが懸念される。以下は30周年の2ndのサイズだがおそらく同じだと思われ、40表記は普通はL程度なのだが、スリム化に伴ってM扱い。表記の通りだが綿100%でもあり伸びることはなく、身幅は相当タイトである。

■ 2ND TYPE ONE WASH SIZE SPEC
S(38)
着丈(L)-59.5cm肩幅(W)-40cm身幅(C)-49.5cm袖丈(S)-60.5cm
M(40)
着丈(L)-62cm肩幅(W)-42cm身幅(C)-51.5cm袖丈(S)-62.5cm
L(42)
着丈(L)-64.5cm肩幅(W)-44cm身幅(C)-53.5cm袖丈(S)-64.5cm
XL(44)
着丈(L)-67cm肩幅(W)-46cm身幅(C)-55.5cm袖丈(S)-66.5cm


赤タブも健在。ちょっとかすれてくるくらいだと良い雰囲気ですが今の所ピンピン状態ですね。最近ではピスネームなんて言い方してますけど、これは赤タブでしょ。近年のDENIMEの2ndは赤タブが無かったですね。おそらくレーヨンでできているので経年変化で丸まってくるかなと。


紙パッチ。さすが復刻なので洗濯してもしばらく破れたり壊れそうもなくて、これが復刻の良いところ。ただDENIMEはパッチに何も記載無く、ここから販売された年数とかロット番号とかを知ることは出来ないが、なぜだろう。


いわゆるジーンズで言うところのハチノス的な腕部分のアタリ。今はそんな呼び方してますけど、当時はジージャンのハチノスなんて評価されていなくて、いまでもインスタにはやり過ぎなハチノスが相当数いいねされてるけど、自分はイマイチ好きになれない。やはりヴィンテージを模したなら、ライトオンスデニムの柔らかな生地から生まれる濃淡が好きですね。


サイドアジャスター。Leeと違ってプラスチックボタンでもなんでもない。これ使うことなんてないので、完全にデザインのひとつですね。金属製ですがちょっと軽い感じがするのでアルミ?でしょうか。


ポケット横がカンヌキとなる。このデザインでスリムタイプの2ndだとひと目でわかる。ヴィンテージの507XXと比較すると、ポケットが少し縦長にデザインされている。

お気に入りの1枚となるか

ジージャン遍歴を振り返っても、なかなか自分のモノとして長く着ることのなかったジージャンではあるが、サイズ的にはジャストな1枚を入手、復刻ならではの、価格的に安くて耐久性もそこそこあるのでこれからガンガンと着込んでみようかと。近年は90年代リバイバルブームだし、国内ブランドの良さがあらためて見直されているのでDENIME、今から程度の良い品を手に入れておくのは良い選択かと思います。


ベルベルジンの藤原氏監修の本。この本自体が高くて買えません笑。

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