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IWCのポルトギーゼのベルト交換

愛用しているIWCのポルトギーゼクロノオートマティックの革ベルトを交換しました。定期的なメンテナンスのようなものですね。

前回交換したのが1年半前、消耗品として考えるとそれほど高価なベルトには出来ない。とはいえ、あまり廉価なベルトは高級といわれる時計には似合わない。このバランスが難しいところ。ちなみに前のはカーフの型押し。値段は安く耐久性はそこそこあるが高級感にイマイチ乏しい。

クロコダイルの革ベルト

今回は、値段も考えつつ品質も重視。純正品と同じクロコダイルのベルトを採用、ただこちらOEM品のためブランドは無いもの。おかげさまで価格は考えられないくらい安く入手できた。革ベルト市場はそれほど大きなニーズが無いため?か、一般的な市場価格があって無いような感じ。ちなみに入手した革ベルトは、クロコダイル特有の凹凸と艶があって一目でカーフの型押しとは違う。クロコダイルは本体時計購入時に付いていた純正ベルト以来の装着だが、この艶感は分かる人には分かる雰囲気がある。一度その魅力を知るとやめられないかも。

革ベルトの着脱は素人には難しかった…

ベルトを外すには専用の工具があると良い、との情報のもと、Amazonでバネ棒外しを購入してやってみるが、とても簡単には着脱できない。無理にやって、本体に傷は付けたくない。これはこまったぞと。えい、やーとちょっと力を入れてやってみたら、見事にバネ棒が曲がってしまった汗。バネ棒はAmazonで売ってるが、バネ棒と同じく心も折れた。安い時計でもないので、もう、自分でやるのはやめようと心に誓った。

安いけどなかなかうまく使えないバネ棒外し。そりゃ時計専門の技師もいますよねって話。

プロに任せる

やはり精密機械はプロに任せるに限る、ということで今回お願いしたのは、神田駅、もしくは三越前駅から徒歩すぐのこちら、カメラのキタムラが運営する時計専門の修理工房リエイト。もしかすると購入品以外は断られるかも知れないとビクビクしながらも事前に電話で状況確認して、以下の概算の見積金額をもらった。

  1. ベルト交換費用2,200円
  2. バネ棒交換550円が2本で1,100円
  3. ベルト突棒加工費2,200円

合計すると5,500円となる。工賃の相場がなんともわからないが、とりあえず交換と加工はしてくれそうなのでひと安心。折れた心を癒すこの価格は良心的でしかない。

加工してもらった尾錠の突棒処理

購入したベルトには突棒の穴が開いていないため、開けてもらう処理を同時にお願いした。かなり無理なお願いだと思ったので、ある程度の仕上がりでもと思っていたが、とても綺麗に仕上がっている。革ベルトにおいて、通販での購入はいろんなリスクがある。もちろんそんな記載なし、自己責任の世界。とはいえ、そんなところにワクワク感もあり、一か八かの通販、やめられません笑。

作業は当日、1時間で完了

修理工房のリエイトには平日夜に伺ったが、当日受付、1時間後に完了。上記の通りベルトの突棒穴も精度高く仕上げてもらって大満足。工賃は上記の提示どおり。バネ棒の金属疲労を考えて今回は2本とも交換したが、そこが不要ならもっと安くなる。純粋にベルト交換なら2,200円だ。しかもこのベルトの見た目も装着感も質感もかなり良い。通販で購入したためそこも不安であったが、結果としては良い買い物ができた。そして、このリエイトさん対応かなり良い。

天然素材ならではの凹凸

お気に入りベルトの持込に交換工賃を支払う組み合わせは悪くない

革ベルトは、その場交換の場合、値引きなしの販売がほとんど。今回のようにOEMではなく、しっかりとブランド名も付いているものだと、純正ほどではないにしろそれなりにお高い。革のダイヤと呼ばれるクロコダイルなら尚更だ。それでいて、持ち込みと交換を分離すれば良質な革ベルトを安く取り付けることも可能。ある程度リスクを取っても高コストパフォーマンスに魅力を感じる人にはぜひおすすめしたい。

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