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西口修平氏も愛用のオールドコーチ9929を入手して染め替えした話

オールドコーチが若者には人気なようです。今のとは違って発色も革質も段違いに良い。それでいてリーズナブルな価格なら人気が出るのも頷ける。加えて40代の中年のカリスマ、ビームス西口修平氏愛用のバッグこそがこの9929。それを入手しましたよ、という話。

オールドコーチ9929

80〜90年代に作られたオールドコーチの魅力

今販売されているコーチのバッグとは全く違っていて、端的に言うと①上質で肉厚な革、②デザインはシンプル、③発色も良い、そして④安い。追加で昔のモノを再使用するので⑤サスティナブル、⑥モノによるがアメリカ製。

そんな理由から他人と被ることも少ないので若い人が中心に人気が出るのも当然です。詳細を語ると…

①グラブタンレザーと言われる肉厚な革は、手入れ次第で一生涯使える。多少の傷もオイルとか手入れすることで回復。使えば使うほど馴染む感じが男の所有感をくすぐる。

②デカデカとロゴマークなどないので飽きがこない。どれもシンプルデザインで末長く使えそう。オールドコーチを知らなければただの革バッグなところも良い。

③色は赤、黒、緑、深い青、茶の単色でデザインと共に合わせやすい色調。

④価格帯は人気モデルじゃなければ1万以下、人気モデルで15,000円、最人気モデルで35,000円程度と、ハイブランドバッグと比較しても格段に手が出しやすい。

⑤使い捨ての時代から、良いモノを長く使う時代へ。比較的手が出しやすい価格帯だが、とはいえかつては結構な値段のしたであろうバッグのため、品質は間違いない。サスティナブル。

⑥今や貴重なアメリカ製。ヴィンテージ、オールド関わらず、アメリカ製というだけで価値が高まってきた今日。それに目をつけたブランドは、「Made in U.S.A」モデルなんて作ったり、それだけで興奮冷めやらない。

オールドコーチ現行品でないため入手は困難

発売されていたのが80〜90年代ともあって、基本は中古品を狙うことになり入手するには古着取扱店かメルカリ、ヤフオク等の個人売買になる。程度もそれぞれ、人気モデルとなると高額となるので、そのあたり慣れてないと購入のハードルはやや高めか。ちなみに9929の定価は69,800円らしい。

相場は3万円代後半か

西口修平氏愛用のオールドコーチとは??

氏の著書には、数年かけて探したのが、1980年代のオールドコーチ 9929だと記載。甘さと強さが見事に調和したグローブレザー製の巾着と評する。コーチのバッグが小さめでやや女性寄りのデザインであるのに対し、この9929はやや大きめで男性が持っても様になる。特に紐部分が顕著。過去のInstagramにも何点か持つ姿が確認できる。現在では自身でリデザインしたs.manoというブランドにて似た商品を展開中。このあたりはさすが。

ビームスとスタバのコラボキーホルダーを添えて

実は手に入れたこのバッグ、元は赤色。もちろん使いやすい黒が欲しいが、発売が1980年代とのこともあり、そもそもモノ自体がない。価格も相場より遥かに安かったのでとりあえず購入。とは言え届いた9929、思ったより赤いぞ!

吉祥寺のお店から通販した9929は赤

アルコール染料を使って赤→黒へ染め替え

黒が欲しかったが、流石に相場で買うのも躊躇するし、そもそもモノがないので仕方なく赤を染め替えすることに。染め替えするにも専門店を利用するか自分で染め替えするかの二択。今回は自分で挑戦、使ったのは表面に塗料を乗せる顔料ではなく、革に染み込ませるアルコール染料。速乾性が高く、塗りむらにもなりにくい。反面、染料が強力で飛び散りに注意。まずは除菌シートで本体を拭き、油分や埃、その他を除去。あとはひたすら筆で塗りまくるだけ。作業時間は1時間程度で終わった。仕上げにアクリル樹脂エマルジョンを塗って色止めと防水性も確保して完成。専門店なら2〜3万掛かるのが、ロフトで材料費1,500円、やはり使うのはお金じゃなく頭ですね。

色むらもなく完全に黒に染まった9929

女性らしさもありサイズもちょうど良い

さすが世界の西口氏が愛用するだけあり、デザインはもちろん所有感は半端なし、しかも黒であまり目立たないがよく見ると上質、メンズドレススタイルにはぴったり。染め替えしたアルコール染料は水には強いので色落ちも無しで染め替えした結果には大満足、自分で塗り替えた達成感も相まって愛着も湧くってもんです。末長く使いたいですね。普段使いだけでは勿体無いので、仕事にも使っています。

ゴールドの金具

とりあえず革にはニベアクリームを塗りまくり保湿してみました。少し柔らかくなってさらに使いやすくなってきました。

アメリカ製
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