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1980年代初頭のリーバイス517 Made in USAの詳細

前回の16刻印リーバイス517と時を同じく2021年8月に入手した、1980年代初頭と思われるリーバイス517の詳細。

うっすらではあるがしっかりとした縦落ちが見られる。刻印は16ではなく650。

今回入手した個体は、内側にある白タグが不鮮明のため正確な製造年は不明だが、明らかに縦落ちの名残があり、501であれば66前期と認定されても良い感じ。赤タブはスモールeで黒カンヌキ仕様。

股にはダメージなし。

くっきりとヒゲが平行に入る。おそらく当時のアメリカ人はジャストサイズを穿くのが当たり前で、オーバーサイズでなんて穿かないのだ。内股に大きくヒゲを作る穿き方をしている日本人が大きけど、それってオーバーサイズ穿いてますって感じで好きではない。こちらも内側シングル。白っぽく映るけど実物はもう少し青い。

Care Instraction~と印字された紙パッチ。こちらにはハイフンは入らないタイプ。残念ながら紙パッチの右側に破れが発生し、洗濯と着用を繰り返すことで劣化が見込まれる。W33、L34のいわゆるゴールデンサイズではある。

ボタン裏650

ボタン裏は刻印が薄く、かろうじて650と読み取れるか。

この個体の1番の特徴は股部分に他部分のオレンジステッチとは違って、イエローステッチが使われている点。だが、実物を見ないと判別できない点でもある。やはり70年代後半から80年代前半のものかと推測。

バックヨークとバックポケット

バックヨークとバックポケットは近く平行にセットされる。作業着からファション要素が高まる80年代は特にその傾向が強く、バックポケットをなるべく上へセットすることで脚長効果を狙ったと思われる。

白糸の脇割り、この個体もオリジナルレングスでチェーンステッチが残されていた。
コインポケット裏はシングルステッチ
ジッパーはタロンではなく、リーバイス製。

かろうじて製造工場の650が見える白タグ。隣の文字が見れると年代判別が可能となるが、残念ながら見ることができない。

現時点で縦落ちする517を見分けるには…

縦落ちする517は、目視の生地感が第一というのを前提に、①紙パッチが印字タイプ、②内股シングル、③黒カンヌキ、④コインポケット裏シングル、となる。追加で挙げるとするならば、さらに言うと個人的な主観であるが、バックポケットの刺繍の仕方が、なんとなく歪であり、機械で一律に縫われていない。更に517を入手して、様子を見てみることにする。

洗濯はこのヴィンテージジーンズ専用洗剤で。

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